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ものづくり補助金の公募要領とは(1)

ものづくり補助金の公募要領とは

ものづくり補助金の公募要領とは(1)

「ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金(ものづくり補助金)公募要領」は、補助金申請のためのルールや手順を示した文書です。ものづくり補助金を適切に申請し、補助金の交付を受けるために必要な基本的な事項がまとめられていますので、申請を検討される方は必ず確認しましょう。今回の記事ではものづくり補助金の公募要領の概要をご説明します。

ものづくり補助金の公募要領には何が書いてある?

ものづくり補助金の公募要領の内容は締切回ごとに異なります。必ず申請予定の締切回の公募要領をご確認ください。下図はものづくり補助金の公募要領(16次締切)の目次です。

ものづくり補助金の公募要領とは①_図表1_目次

出典:ものづくり補助金総合サイト(https://portal.monodukuri-hojo.jp/)

事業の目的(補助金の目的)

補助金には設置された目的があります。補助金を利用する取組みが目的に沿ったものである必要があります。ものづくり補助金の公募要領によると、下記の目的を持った補助金と説明されています。
「中小企業・小規模事業者等が今後複数年にわたり相次いで直面する制度変更(働き方改革や被用者保険の適用拡大、賃上げ、インボイス導入等)等に対応するため、中小企業・小規模事業者等が取り組む革新的サービス開発・試作品開発・生産プロセスの改善を行い、生産性を向上させるための設備投資等を支援します。」
将来を見据えた生産性向上のため、システム構築や機械などの設備投資等を支援する補助金です。検討している事業計画がものづくり補助金の目的に沿っているかを確認しましょう。取り組む事業内容によっては他の補助金の方がより適している可能性もあります。

補助対象者(申請できる企業や個人の条件)

ものづくり補助金を申請するためには補助対象者の要件を満たしている必要があります。まずは自社が要件を満たすか、補助対象外とならないかを確認しましょう。特に過去にものづくり補助金の採択されている場合は一定の要件を満たすまでは再度の申請ができませんので、注意が必要です。前回の補助事業から十分な期間が経過し、必要な手続きを完了している必要があります。

補助対象事業の申請要件、申請枠、補助率など

ものづくり補助金を利用して実施する事業には達成すべき基本要件があり、例えば計画期間中に給与支給総額、事業場内最低賃金の増加などが求められます。未達の場合、補助金の返還義務が生じる可能性があります。十分に注意しましょう。
また、申請枠によっては追加の申請要件があるため、申請にあたっては最も適した枠を選択しましょう。こうした要件の確認には専門家との相談をお勧めします。

補助率とは、補助対象となる経費額のうち補助金が交付される割合です。例えば、1,000万円(消費税抜き)の投資に対して、補助率2分の1であれば補助金額は500万円です。ただし、補助金額には上限があります。補助金額の上限は、申請枠と従業員数によって異なります。詳しくは補助率についての記事(https://procon-hojyokin.com/hojoritsu/)を参照してください。

補助対象経費(経費として認められる条件など)

事業の経費が補助対象として認められるためには条件があります。決められた経費区分に明確に分類でき、経費の必要性や価格の妥当性を示す必要があります。公募要領では補助対象となる経費、ならない経費の例が示されています。こちらの記事(https://procon-hojyokin.com/taishoukeihi1401/)で補助対象経費について詳述しています。

補助事業者の義務と応募申請に係る留意点

補助事業者には交付決定後に遵守すべき事項があります。事務局への報告義務や適切な手続きを守らなくてはなりません。また、補助金で取得した財産の適切な管理が求められます。義務を怠れば補助金返還の指示を受ける可能性もあり得ます。ものづくり補助金の公募要領をよく確認し、不明な点は事務局に問い合わせましょう。
留意点は主に事業計画書に記載すべき内容についての説明です。期待される内容が網羅できているかを申請前に見直ししましょう。事業計画書は複雑で記載すべき内容が多岐にわたります。専門家の活用が有効です。

添付書類

必要となる添付書類の種類、内容と提出方法が記載されています。申請枠や該当する要件によって提出する書類が異なります。書類の間違いは不採択や交付決定の取消しの可能性がありますので十分な確認が必要です。

審査項目・加点項目

採択審査で考慮される項目が記載されています。事業計画書では審査項目の問いに対して漏れなく説明する必要があります。また加点項目は採択率に大きく影響します。詳しくは審査項目についての記事(https://procon-hojyokin.com/shinsakoumoku1/)加点項目についての記事(https://procon-hojyokin.com/mono-katen1/)をお読みください。

ものづくり補助金の公募要領は必読

上で見てきた通り、ものづくり補助金の公募要領は40ページを超えるボリュームのある文書で、一読するだけでも時間がかかり大変です。しかし、そこに書かれたルールを知らないがゆえに不採択となると、申請の労力が無駄になってしまいます。申請にあたっては必ず目を通しましょう。

今回の記事ではものづくり補助金の公募要領について概要をご説明しました。次回の記事では公募要領で押さえておきたいポイント、読み解き方についてご説明します。

当プロコン補助金では、プロのコンサルタントによる申請サポートにより、多くの中小企業の採択に貢献してきました。ものづくり補助金の申請についてご相談がございましたら、是非一度プロコン補助金にお問い合わせください。

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