16次ものづくり補助金の採択結果公表
昨日(2024/1/20)、16次のものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金〔一般型・グローバル展開型〕の採択結果が公表されました。結果として、申請受付締切りである令和5年11月7日までに全国から5,608者からの申請がありました。厳正な審査の結果、2,738者が採択されました。
<採択結果>
ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金
今回は、前回(15次)よりも応募が86者少なく、単純な全体の採択率は48.8%と前回(50.2%)とほぼ同じ傾向(微減)となりました。時系列で確認すると16次の採択率が48.8%、15次の採択率が50.2%、14次の採択率が50.7%、13次の採択率が58.0%であり、少しづつですが採択率が悪化している状況です。最近のものづくり補助金の採択率推移は以下の通りです。
16次公募の枠別採択率は、以下となっています。一般型は、通常枠とグリーン枠は、前回とほぼ同じ傾向でした。回復型賃上げ・雇用拡大枠とデジタル枠は、前回より大幅に悪化し、回復型賃上げ・雇用拡大枠は-4.4%、デジタル枠は-9.1%となりました。グローバル市場開拓枠は、相変わらず厳しく、今回は29.4%(-4.2%)の採択率となっています。
<一般型> ( )は前回
・通常枠 : 応募 3,846件 採択 1,967件 採択率 51.1%(採択率 50.0%)
・回復型賃上げ・雇用拡大枠: 応募 177件 採択 80件 採択率 45.2%(採択率 49.6%)
・デジタル枠 : 応募 1,209件 採択 561件 採択率 46.4%(採択率 55.5%)
・グリーン枠 : 応募 199件 採択 78件 採択率 39.2%(採択率 40.0%)
・グローバル市場開拓枠 : 応募 177件 採択 52件 採択率 29.4%(採択率 33.6%)
なお、申請者の業種別の採択率では、以下のように「学術研究・専門技術・サービス業」と「製造業」が57%前後と高く、「情報通信業」が31.1%とかなり低い採択率となっています。情報通信業は、デジタル枠が多いと思われるので、今回のデジタル枠の採択率悪化も影響している可能性があります。
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